無題

『ある人からいただいた詩です。感想あればコメントください。』


(無題)
私は何をしたいのだろう。
考え出したら、止まらなくなった。
私は生きている意味を必死に解こうとしているのだろう。


楽しいとき、皆で笑いあえたとき、涙が止まらなかったとき。
雪が舞い降りたとき、桜が散ったとき。
心が温かくなったとき、たまらなく寂しくなったとき、、、、。
神様が運んできた大切で素敵なプレゼント。
いつも気付くのが遅すぎて、ホコリをかぶっている。
そっとリボンを解くと、忘れられた私の思い出の引き出しに、
色褪せたセピア色の写真が無造作に散らばった。


写真一つ一つを手にとると、微かに私を呼ぶ声がした。


私は写真をまた引き出しにそっと放り投げた。
映画のような一時をどうか神様、私に与えてはくれないのですか。
もう一度、あの素敵なプレゼントを。
今まで何十回も人生の中で繰り返してきた。
でもきっと、生きる意味を解く事は、出来ないだろう。
19年間、無造作に置いてきた写真をアルバムにしてみた。


アルバムを閉じると、微かに私を呼ぶ声がした。


来年は満開の桜を見上げて、私は何を思うのだろうか?