もうあれから1年。

なんだかどうしても思い出してしまう。
…いい加減いい意味で次に進んでいかないといけないってわかってるんだけどさ。
あれから…もう1年経った。

2004年3月12日。僕はあの高校を卒業した。
早いもんで、もうあれから1年が過ぎた。
周りはどんどん…きっと大人になっていってるんだろうと思う。
昔の思い出にずっとしがみついてることは、いいことじゃないってわかってる。
だけど…忘れられないんだ。

ホントの意味で「友達」って呼べる人を、そう多く作ることはできなかった。
だけどあの高校に行ったおかげで出会えることができた、今となっては大切な友達。
少なくても、いい友達を作ることができたこと。すごくよかったと思う。

友達は多くなかったかもしれない。
だけど、僕はみんなのことを「仲間」だって思ってる。
仲間だからってまとまってるかって言ったら、全くそういうわけじゃないけど。
だけど、仲間は仲間だよ。2年間同じ教室にいたんだから。
みんながみんな仲がよかったと思うし。それなりに。
僕にとっては居心地がすごくよかったんだ。
みんなと会話をあんまり交わしていなかったかもしれないけど。
だけど、それでも、僕はあのクラスの一員として、みんなに認められているような気分だった。
…僕の勝手な妄想かもしれないけど。でも、それでもいい。

僕はあの高校が大好きだし、今でもその気持ちは変わらない。
個性がすごい飛び交ってた。それを見るだけでも僕は好きだった。
「ぁ〜、高校生っぽいなぁ〜」なんて。そう思ってた。

もちろん楽しいことだけじゃなくて、辛いことだってたくさんあった。
だけど、それはそれでいい思い出だと思う。
今も昔も変わらず、悩みやすい性格ではあるけど。
でも、
「今の高校に入学するんじゃなかった」
「もう高校やめちゃいたい」
あの時辛いことがあったって、僕は1回もそう思わなかった。
だって僕はあの高校が好きだったから。

あの高校の建物。
教室。
図書室。
廊下。
先生。
生徒。
そして、そこであった思い出たち。
僕は全てが大好きだから。

戻れるものなら戻りたい。あの頃に。

・・・なんて。
常日頃、そんなことを考えてる。